Osaka Heat Cool
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温冷錯覚デバイス

ThermoScratch®

サーモスクラッチ

肌を掻かずに、気分を切り替える。温度を適切に制御した温冷プレートで、触覚の錯覚をおこす。

ThermoScratch の本体。白い細長いデバイス
ThermoScratch 本体
  • 約15秒

    気になる部分に、あてるだけ。刺激は自動で止まります

  • 温冷同時

    温(38〜45℃)と冷(10〜20℃)を、同じ場所に

  • 4段階

    強さを選べる。温冷同時と、冷感の 2 つのモード

Concept

錯覚による痛覚刺激で意識を変える

一度ムズムズが起こると、気になって仕方がなくなってしまう。分かっていても意識が向いてしまう、この日常のイライラ。

私たちはこの問題に対して、アプローチの仕方を根本から変えました。それは、人間の脳や認知が持つ「錯覚」のメカニズムを味方につけるということ。

「気になって仕方がない」という瞬間に、心地よい温冷刺激を与えて錯覚を引き起こし、お肌への意識を上手にリフレッシュさせる。使い方は簡単。気になる部分に、当てるだけ。

※感覚には個人差があります。ThermoScratch は、日々の不快感を温冷刺激でリフレッシュするための一般雑貨で、医療機器ではありません。

屋外で、カバンにストラップを付けて持ち歩く様子

Technology

錯覚刺激を手軽に体験

ThermoScratch は、肌を無理に刺激するのではなく、「触覚がどのように脳で処理されるか」に着目して設計されています。応用しているのは、神経科学で知られる「サーマルグリル錯覚」です。

人の皮膚には、温かさと冷たさをそれぞれ検知する受容体があります。これらが同時に刺激されると、感覚信号が重なり合い、脳へ伝わる過程で、単なる温冷とは異なる刺激として知覚されます。

独自に開発した、温熱と冷熱を限られた範囲内で同時に発生させるプレートで、安全な温度帯で温度を制御し、気になる部分に約15秒あてると、肌を傷つけずに、「しっかり刺激された感覚」(擬似的なひっかき)が生まれます。人によっては、すこしピリッとした感覚に感じることもあります。

2 つのモード

  • ランプ:オレンジ

    温冷同時刺激モード

    温(38〜45℃)と冷(10〜20℃)を同時に肌にあてて、サーマルグリル錯覚(新感覚の疑似ひっかき)を促します。

  • ランプ:白

    冷感モード

    冷プレートだけがひんやり冷たくなり、気になる部分をピンポイントで冷やします。

強さは、1〜4 の 4 段階から選べます。

Scene

利用シーン

手のひらに収まるサイズ。充電式なので、屋外にも持ち出せます。ストラップ付きで、カバンに付けて持ち運べます。

How to use

使い方

  1. 電源を入れる

    下ボタンを 5 秒間、長押しします。

  2. モードと強さを選ぶ

    2 つのモードと、1〜4 段階の強さから、お好みで選びます。

  3. スタンバイ

    モードを選んだら、下ボタンを 1 回押します。ランプが約 2 秒点滅し、点灯に変わったら準備完了です。

  4. お肌にあてる

    気になる部分にプレートをあてます。しっかりした刺激を感じたら、離してください。通常は 15 秒間(強さ 4 のときのみ 30 秒間)刺激が続き、自動で止まります。

  5. 電源を切る

    使用後は、下ボタンを長押しして電源をオフにします。使用後の 15 秒間は、冷却時間のためランプが点滅します(その間は操作できません)。

動画で使い方を見る

再生ボタンを押すと、YouTube(Google)に接続します。 YouTube で開く(外部サイト)

使い方ガイド(PDF)

電源の入れ方から、モードと強さの選び方、肌へのあて方、片付け方まで、2 ページにまとめた A4 のリーフレットです。印刷して手元に置くこともできます。

A4・2 ページ・約 1 MB

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History

開発の歩み

熱・材料・電気・知覚・無意識。5 つの専門分野の元研究者や大学の教員が集まり、長年取り組んできた「ペルチェ素子」の研究をもとに、温冷錯覚の研究から製品化までを進めてきました。

  1. 2020年12月

    大阪ヒートクール株式会社を設立

    大学の垣根を越えて集まった研究者によるスタートアップとして、温冷触覚の研究と製品化に取り組みはじめました。

  2. 2022年6月

    ウェアラブル温冷覚提示デバイスを発表

    ロボティクス・メカトロニクス講演会2022で、ペルチェ素子の駆動にマトリクス回路を用いた、ウェアラブル温冷覚提示デバイスを発表しました(江森俊哉・和泉慎太郎・伊庭野健造・伊藤雄一・佐藤克成・菅原徹・川口博)。

  3. 2023年1月

    CES 2023 に出展

    製品のもとになる技術を、世界最大級のテクノロジー展示会「CES 2023」に出展し、世界中から注目を集めました。

  4. 2024年12月

    日本研究皮膚科学会で発表

    「第49回 日本研究皮膚科学会」で、製品の基盤となる「温冷同時刺激によるアプローチ」について発表しました。

  5. 2026年9月

    Kibidango のプロジェクトが成立

    目標金額 200 万円に対し、1,107 万 2,300 円(達成率 553.62%)のご支援が集まりました(9 月 29 日終了)。お届けは、2026 年 10 月を目処に、ご支援順の予定です。

  6. これから

    事業者・専門機関向けの展開

    プロジェクト終了後は、事業者・専門機関向けの販売を中心に展開する予定です。

海外の専門機関による評価

米国の「Berkeley SkyDeck」、豪州の「MedTech Actuator」の審査を通過し、支援を受けています。

特許

独自開発の特許技術を活用しています(特許第7113586号)。

Research

参考研究

ThermoScratch は、神経科学の錯覚の研究と、開発メンバーの温冷提示・熱電デバイス・駆動回路の研究の上に成り立っています。製品そのものを扱った論文ではありません。

錯覚の原典

サーマルグリル錯覚

  1. Science 265, 252–2551994

    The Thermal Grill Illusion: Unmasking the Burn of Cold Pain(外部サイト)

    A. D. Craig, M. C. Bushnell

    内容

    • 温かいものと冷たいものを同時に皮膚に当てたときに、灼熱感のような痛みの感覚が生まれる「サーマルグリル錯覚」の原典(題名より)。

温冷刺激の提示

佐藤 克成

  1. Journal of Robotics and Mechatronics 25(3)2013

    Presentation of Rapid Temperature Change Using Spatially Divided Hot and Cold Stimuli(外部サイト)

    Katsunari Sato, Takashi Maeno

    内容

    • 温かい刺激と冷たい刺激を、場所を分けて提示することで、速い温度変化を作り出す方法の研究(題名より)。

ペルチェ(熱電)デバイスの実装

菅原 徹・伊庭野 健造

  1. Advanced Materials Technologies2019

    Fabrication with Semiconductor Packaging Technologies and Characterization of a Large-Scale Flexible Thermoelectric Module(外部サイト)

    Tohru Sugahara ほか

    内容

    • 半導体パッケージング技術を使って、大きな面積のフレキシブルな熱電モジュールを作り、その特性を調べた研究(題名より)。
  2. Advanced Materials Technologies2020

    Fabrication and Characterization of Ultra-Lightweight, Compact, and Flexible Thermoelectric Device Based on Highly Refined Chip Mounting(外部サイト)

    Yusufu Ekubaru, Tohru Sugahara, Kenzo Ibano ほか

    内容

    • 高精度のチップ実装によって、超軽量・小型でフレキシブルな熱電デバイスを作り、その特性を調べた研究(題名より)。

ペルチェ素子の駆動回路

和泉 慎太郎ほか

  1. ロボティクス・メカトロニクス講演会2022(日本機械学会)2022

    マトリクス回路を用いたウェアラブル温冷覚提示デバイス(外部サイト)

    江森俊哉, 和泉慎太郎, 伊庭野健造, 伊藤雄一, 佐藤克成, 菅原徹, 川口博

    内容

    • ペルチェ素子は大きな電流を消費し、温度刺激のために複数を集積すると、電流が数アンペアに達する。そこで、時間分割駆動とマトリクス回路を使う方法を提案した(講演概要より)。

Craig & Bushnell の論文は、Kibidango のプロジェクトページが、サーマルグリル錯覚の仕組みの説明に引用しています。論文の全文・詳細は、各論文のリンク先(出版社・学会のページ)でご確認ください。

Safety

安全性への取り組み

デリケートな肌質の方々を対象に、製品の安全性や肌への影響を調べる「専門機関による製品安全性テスト」を実施しました(臨床研究等提出・公開システム jRCT の登録番号 jRCTs032250350)。この試験で、本機器の使用による重大な有害事象(お肌の深刻なトラブルなど)は報告されていません。

温度提示部のアルミ合金には、アルマイト処理をしています。金属アレルギーのリスクは低減していますが、肌に異常を感じたときは、使用をお控えください。肌への影響には個人差があります。

ご使用上の注意

  1. 本製品は医療機器ではありません。医療行為の代替となるものではありません。
  2. 効果の感じ方には個人差があります。
  3. 皮膚に炎症・割れ・ただれがある部位には使用しないでください。
  4. 温感・冷感に異常を感じた場合は、ただちに使用を中止してください。
  5. お子さまが使うときは、必ず保護者の監督のもとで使ってください。
  6. 医師の治療を受けている方は、ご使用前に医師にご相談ください。
  7. リチウムイオン電池を内蔵しています。分解・火中投入・高温環境での放置はしないでください。

Spec

製品仕様

製品名
ThermoScratch®(サーモスクラッチ)
型番
TS2025
本体寸法
約 227 × 44 × 42 mm
本体重量
約 320 g
電源
USB-C 給電(5V / 0.5A)。一般的な USB-C ケーブルで充電できます
バッテリー
リチウムイオン 1,500 mAh
使用温度設定
10℃〜45℃(モードにより自動制御)
素材
ABS 樹脂、アルミ合金(アルマイト処理)
原産国
日本
セット内容
本体、専用蓋、ストラップ、取扱説明書、USB-Type C ケーブル
温プレートと冷プレートを示した温度提示部
温プレートと冷プレート

Message

代表より

これまで、肌のムズムズとした不快感に対しては、一時的にしのいだり、じっと我慢したり……それ以外の選択肢がほとんどありませんでした。

『ThermoScratch®』は、大学発の温冷テクノロジーという科学的アプローチによって、デバイスで心地よい錯覚を与えることでリフレッシュを促す、これまでにない新しいアプローチを提案する製品です。

私たちは、この「人間の感覚や認知の可能性を活かしたヘルスケア・テクノロジー」という新たな分野からのアプローチを、社会の『新しい当たり前』として大切に育てていきたいと考えています。

大阪ヒートクール株式会社 伊庭野 健造

Contact

最新情報・お問い合わせ

メール:thermoscratch@osaka-heat-cool.com